早いと得する?投資は何歳からがよいか解説
2022年4月から高校で金融教育がスタートしました。金融教育とは、投資について学ぶことです。金融について学ぶ年齢はいつ頃が理想でしょうか。ちなみに、世界一の投資家といわれるウォーレン・バフェットは11歳から投資を始めたといわれています。今回は、投資は何歳から始めた方がよいのかについて詳しく紹介します。
投資は何歳からできる?
一般的に投資といえば、資金的に余裕がある大人が行うイメージです。
若いうちから投資を始めても大丈夫なのでしょうか。結論は、0歳からでも株式投資や投資信託を始めることは可能です。ただし条件があります。
未成年が投資を始めるには?
未成年が投資を始めるには、証券会社で「未成年口座」を開設することで投資を始めることができます。
未成年口座とは、満18歳未満の未婚者を対象にした総合取引口座のことです。正式名称は投資用未成年口座といいます。未成年口座には、年齢の下限がありません。そのため学生でも開設が可能です。
未成年口座を開設するための条件とは?
未成年口座を開設するためには次の条件があります。
まず、名義人(本人)が満18歳未満であることが前提です。
ほかにも、「未婚であること」「親権者全員の同意・署名を得られること」「親権者が名義人と同じ証券会社の口座を開設していること」「親権者・名義人ともに日本国内在住であること」「名義人の金融口座があること」が条件です。
名義人が18歳未満でも、既婚だと成人扱いになることから対象外になるので注意が必要です。基本的にはすべての条件を満たすことで未成年口座を開設できます。ただし証券会社によって若干条件が異なることがあります。
未成年口座でできる投資とは?
未成年口座では、「現物取引」「IPO(新規公開株)」「PO(公募・売出し)」「立会外分売」「貸株サービス」「米国株取引」「投資信託」「米ドルMMF」があります。
ただし証券会社によって若干できる投資が異なることがあります。一般的に未成年口座では現物取引は可能です。現物取引とは、株式と現金を交換する通常取引のことです。
つまり「現物(現金)」がある取引という意味になります。うまく運用することができれば、学生の段階で収入源を得ることができます。
未成年口座ではできない投資とは?
未成年口座ではできない投資は、「信用取引」「FX」「先物」「オプション取引」です。
ただし証券会社によって若干できる投資が異なることがあります。一般的に未成年口座では信用取引はできません。信用取引とは、証券会社に現金や株式を担保として預けて、証券会社からお金や株式を借りて取引をすることです。
いまの株式のポジション(保有)を崩したくない時やレバレッジを効かせたい時に使われます。
成人の証券口座開設について
成人の証券口座開設は2022年4月から18歳から開設が可能です。
親の同意がなくても、証券口座の開設、証券投資ができるようになります。本人の名義での口座の開設と投資をすることが可能です。成人の証券口座になると、未成年口座の条件はすべて撤廃されます。
始めるなら何歳からがおすすめ?
では、投資を始めるならば何歳からがよいのでしょうか?
結論としては、何歳からでも始められますが、将来投資家を目指すならばなるべく早く始めた方がよいでしょう。詳しく解説します。
投資を始めた年代とは?
アンケートの結果からみると、20代以前・30代で全体の50%が投資を始めていることが多いことがわかりました。
ほとんどの方が早い時期から投資を始めているということです。
福利と一緒に考える長期投資
投資に大いに関係があるのが複利です。
では、どんな関係があるのでしょうか?こちらでは複利と一緒に考える長期投資について詳しく紹介します。
長期投資による複利効果で儲ける
株式を長期投資で利益をだすには、長期投資による複利効果で儲けることができます。
複利効果とは、利益の再投資のことです。複利効果を利用することで、大きく儲けることができます。元本が1年後には「元本+利益」になり「翌年の元本」になります。
さらに2年後は「翌年の元本+利益」になり、長期投資をすることで、どんどん元本が大きくなっていく仕組みです。ただし、長期的に運用することで利益をだすため、短期間ではなかなか結果が出にくいことがあります。
まとめ
今回は、投資は何歳から始めた方がよいのかについて紹介しました。今回のポイントをまとめると、0歳からでも株式投資や投資信託を始めることは可能です。結論、何歳からでもOKです。もし将来投資家を目指すならばなるべく早く始めた方がよいでしょう。投資を早く始めることで、労働ではなく、資産を使ってお金を稼げるようになり、俯瞰して社会をみることができるようになります。そのため資本主義社会においては勝ち組になりやすいでしょう。