株式投資で失敗してしまう原因とは?防止策を事前に考えておこう!

公開日:2022/07/27   最終更新日:2025/02/12

金銭的にゆとりのある生活を送りたい、老後の生活資金を貯めたいという方の中には、株式投資を検討している方もいるでしょう。しかし、株式投資は必ず資産が増えるものではなく、反対に資産を失う危険性もあります。そこで本記事では、投資で失敗する理由や失敗しないための方法について解説します。

株式投資で失敗してしまう原因

最近では老後2,000万円問題という言葉を耳にするようになったこともあり、将来のお金について不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。老後資金に限らず、子どもの教育資金や住宅購入費など、生きていくにはいくつかのタイミングで大金が必要になります。

また、日本は物価が上昇し続けているにもかかわらず、給与水準は数十年前からほとんど変わっていないという現状もあります。そこで金銭的にゆとりある生活を送るためにも、働いて得たお金をそのまま貯金しておくのではなく、株式投資などで増やしたいと考えている方も多いでしょう。

しかし、株式投資は絶対に資産が増えるものではありません。中には失敗し、損をしている人もいるのです。大切な資産を失わないようにするためにも、失敗してしまう原因を確認しておきましょう。

株式投資で失敗してしまうのは、運ではなく理由があります。まず、売却するタイミングを決めていないことです。購入した株式は、場合によって株価が大幅に下落してしまうことがあるでしょう。下落したタイミングで焦って売却してしまった、売却せずに放置していたら株が塩漬けになってしまったというケースに陥りがちです。

売却する、しないのタイミングを状況に応じて変えると、冷静な判断ができずに損失を生み出してしまう可能性があります。初心者の場合は、株価が何パーセント下がったら売るのか、何パーセント上がったら売るのかという基準を決めておくと、大損するリスクを回避できます。

また、購入した株式を発行している企業の倒産してしまうと、株価が0円になるでしょう。企業が倒産する可能性があるかどうかは、株の値動きや決算書をチャックしていると分かるポイントといえます。

株式投資で失敗する人の割合は?

こちらでは、以下のことについて解説します。
株式投資をしている人の割合
株式投資で損をしている人の割合
株式投資で損をしている人の事例
投資運用額はいくら?

それぞれ詳しく解説するので、株式投資をしたいと考えている場合は事前にチェックするのがおすすめです。

株式投資をしている人の割合

  
ビジネスパーソンのうち株式投資をしている人の割合は、46.4%です。およそ2人に1人が株式投資をしている計算になります。行っている投資で最も多いのが、株式投資で45.0%です。続いて、投資信託が30.2%、外資投資が17.1%、不動産販売が4.7%となっています。

株式投資とは、企業が資金調達のために発行した有価証券を売買する事で配当や差益を得るという投資方法です。投資信託は、基本的には投資のプロにお任せをする投資方法です。

株式投資で損をしている人の割合

   
株式投資と投資信託で損をしている人の割合は46.1%儲かっている人の割合は25.8%です。また、外資投資では損をしている人の割合は68.2%にものぼります。

これは、日々値動きが大きくハイリスク・ハイリターンな外資投資の構造が理由であると考えられます。投資全体として見てみると、損をしている人の割合は46.1%、ほとんど変わらない人の割合は28.1%、儲かっている人の割合は25.8%です。

株式投資で損をしている人の事例

  
株式投資で損をしている人の割合がわかったところで、続いては失敗に陥ってしまった事例を紹介していきます。

1つ目は、勉強不足です。よく研究をせずに始めた結果、損切ができずに大きな損失を出してしまった事例があります。2つ目は、ノリで株を買ってしまったことです。激しく酔っていた際に株を買った結果、現在の株価が半分になってしまったという事例もあります。3つ目は、投資先の経営危機です。投資をしている会社が潰れたり経営危機に陥ったりして価値が下がってしまったことで、累計で2000万円以上損をしているという事例もあります。

気軽に手を出さず、まずは株式投資についてしっかりと理解を深めることが重要です。

投資運用額はいくら?

株式投資をしている人たちは、一体いくら運用しているのでしょうか。最も多いのは、31万円〜100万円で27.6%です。その後、500万円以上が23.0%、101万円〜500万円が19.5%と続きます。

株式投資で失敗しやすいのはどんな人?

株式投資で失敗しやすい人の特徴として、ルールを明確にしていないというのが挙げられます。株を売買するタイミングを状況に応じて変えてしまうと、大損になる可能性があるのです。たとえまだ株価が上がりそうであっても、自分の中で決めたルールにしたがい、ルールを満たしたら売買するのがおすすめです。

次に、1つの企業だけに集中した投資する、あるいは同業者の企業の株価ばかりを購入するのもおすすめできません。一つの企業・業種の株を集中して購入すると、ハイリターンが見込めますがハイリスクでもあるのです。

さらに、生活に影響するお金を使うケースも危険です。株式投資は余裕資金の中で行い、いくらまでなら使ってよいかを確認しておかなければなりません。生活がぎりぎりの中で株を買うのが危険なのはもちろん、老後のために貯めていた資金を使ったり、生活資金を投資に回したりするのもやめましょう。

そのほか、自分で勉強や情報収集せずに購入する株式を選ぶのも失敗のリスクを高めます。人から聞いて購入したり、よく調べないまま購入したりするのはおすすめしません。

株式投資で失敗しないためには?

せっかく投資をするなら、きちんと利益を出したいと考えるものでしょう。運に頼るものではないため、失敗しやすいポイントがあるように失敗を防ぐポイントもあります。

まず、先に解説していますが、売買ルールを決めておくことです。買った株がいくらになったら売却するのか、購入時から何パーセント、または何円までが下がったら売るのかを決めておきましょう。また、ハイリターンは望まず、分散投資をしてリスクを軽減するのもポイントです。

さらに、利益を得たり、損をしたりをくり返していると現状得をしているのかが分からなくなりがちです。毎月どのくらい利益を得ているか、損をしたのはいくらかをチェックし、記録を残しておきましょう。

そのほか、自分自身が知識をつけるよう積極的に勉強する、人の話やSNSの情報を鵜呑みにしない、長期投資で考えるというのもリスク軽減につながります。

株式投資スクールでより実践的なスキルを学んでから挑戦するのもおすすめ

株式投資はお金に関わる重要なものです。大切な資産を増やすためにも、投資スクールで勉強してから始めるのも選択肢の一つです。

株式投資は誰でも簡単に始められますが、インターネットや書籍で個人が勉強するのは難しいケースも多いでしょう。株式投資スクールでは、初心者から上級者まで個人の段階に応じて適した授業を受けられます。授業内容は実践的で質の高いものとなっているため、授業料に対するリターンがあるといえます。

まとめ

資産形成の手段の一つとして、株式投資があるのです。しかし、全員が株式投資で利益を得ているわけではなく、ときには損するリスクもあります。株式投資は運ではありません。そこでなぜ失敗するのか、失敗するリスクを減らすポイントな何かを知り、慎重に始めることが大切でしょう。

また、投資をする本人が持っている知識量も失敗するかどうかのポイントになります。株式投資スクールに通って、実践的なスキルを学んでから始めるのも選択肢の一つです。

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マナカブ.comの画像 引用元:https://manakabu.com/
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